5.「陰陽」の話

自然界には「陰陽」という相対概念がありあます。

 

たとえば天は陽で地は陰、夏は陽で冬は陰です。

 

人も自然の一部ですから陰陽があり、病気に対しても冷えている病態は温める、熱をもった病態は冷ますといった治療をします。

 

陽証タイプとは、熱産生が盛んで、暑がりで赤ら顔、冷たいものを好むといった傾向があります。

 

陽の病態とは、皮膚の赤みや熱感、色が強く濃い臭いの強い分泌物などをいいます。

 

陰証タイプとは、熱産生が悪く、寒がりで顔色が悪く、温かいものを好む傾向があります。

 

陰の病態とは、温めると改善する神経痛、色が薄く臭いの少ない分泌物などをいいます。

 

冷たいものを摂りすぎている人は、陽証タイプに見えても意外と冷えていることがあります。